コラム– category –
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栄養指導の重要性 〜健康維持と病気治療のために〜
栄養指導とは? 栄養指導とは、医療機関でさまざまな病気を持つ患者さんに対して行う治療です。 患者さん一人ひとりの健康状態や生活習慣に合わせて、管理栄養士やが無理なく健康的な食生活を続けられるようにアドバイスを行います。 生活習慣病や心臓病な... -
睡眠時無呼吸症候群を深く知る:日常に潜む“呼吸の停止”と全身への影響
はじめに 「ただのいびきと思っていたら、実は心臓病のリスクだった」そんな病気があります。 いびきは迷惑ではありますが、そこまで重篤に考えない方もいらっしゃると思います。しかし、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、呼吸が止まることで睡眠の質を根本か... -
健診でよく聞く脂肪肝とは?〜最近名前が変わったMASH、MASLD〜
脂肪肝とは? 脂肪肝とは、肝臓に脂肪が過剰に蓄積する状態のことを指します。通常、肝臓には少量の脂肪が含まれていますが、その脂肪の割合が肝臓の重量の5%以上になると脂肪肝と診断されます。 お腹に贅肉がつくように、生活習慣やアルコールなどが原因... -
血圧の薬は飲み始めたら飲み続けないといけないの?
はじめに 高血圧の治療で処方される血圧の薬(降圧薬)は、一度飲み始めると「ずっと飲み続けないといけないのでは?」と心配される方も多いかもしれません。 しかし、実際には生活習慣を改善することで薬の量を減らしたり、場合によっては中止できる可能... -
バリウム検査と胃カメラどっちが良いの?
健康診断で胃の不調を調べる方法として、バリウム検査(胃透視)と胃カメラ(内視鏡検査)の2つがよく使われます。たとえば静岡市の胃がん検診でもどちらも選べることになっています。また、MEDIOなど検診センターでは費用を負担することでバリウムから胃... -
心臓や腎臓が悪いのに糖尿病の薬のなぜ?
心臓や腎臓が悪く、糖尿病はないはずなのにSGLT2阻害薬という糖尿病の薬が処方されている?となんとなく気になった方もいるのではないでしょうか。 昨今の研究により、以前は糖尿病に対してのみ使われていた薬が現在は心不全や慢性腎不全の改善に効果があ... -
生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)の食事療法のポイント
生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)は、日々の食生活と密接に関係しています。薬剤の治療も大切ですが、適切な食事を心がけることで、病気の進行を防ぎ、健康な生活を維持することができます。 ここでは、具体的な食材を挙げながら、食事療法の... -
危険な胸痛、強くない胸痛
院長が医師会健診センターMEDIOの作成したラサンテに投稿した文章の第1弾です。 胸が痛い(胸痛)について 突然発症し命を危険にさらす病気があります。胸痛を主訴とする急性心筋梗塞や大動脈解離、大動脈瘤破裂です。働き盛りの男性に多く発症し、命が奪... -
不整脈 どんな病気でしょうか
院長が医師会健診センターMEDIOの作成したラサンテに投稿した文章の第3弾です。 2017年4月20日より始まった『ラサンテ』も3年を経過して、執筆グループの3周目に入りました。皆様のご愛読のおかげで長く連載することができて、光栄の至りです。 ... -
健診でひっかかる〜意外と侮れない肝機能異常
『肝臓の数値がたかいよ。』 そう言われたことがある方もいらっしゃると思います。 静岡市などの各地の自治体で行っている健診や人間ドック、職場検診、定期採血など、さまざまな場面で評価され、異常値が出やすい項目に肝機能異常があります。 比較的多く...