「下痢が続いているけど様子を見ていいのか」と不安に感じていませんか?
下痢はよくある症状ですが、中にはひどり感染症や腫瘍や炎症などの腸の病気が隠れていることもあります。
この記事では、下痢の原因や受診の目安、検査についてわかりやすく解説します。
下痢とは?
下痢は、腸の動きが速くなりすぎたり、水分吸収が不十分になったりすることで発生します。下痢とは大便中の水分が増加し1日に3回以上軟便や水様便を排泄する状態のことを言います。
下痢の原因は?
下痢の原因は多岐にわたります。以下のようなものが代表的です。
感染症による下痢
ウイルス(ノロウイルスなど)や細菌(サルモネラ菌、大腸菌など)、寄生虫の感染により急性下痢が発生します。
食べ物の影響による下痢
たべものによる症状として下痢が起こる場合があります。脂っこいものをたべると下痢する。アルコールを飲むと下痢すると言う場合は、それらが原因の可能性があります。
- 消化不良や食中毒
- 乳糖不耐症など、特定の食品に対する不耐性
薬の副作用による下痢
抗生物質や下剤の影響で腸内細菌が乱れることがあります。特に抗生剤は下痢しやすい方も多いと思いますので、毎回下痢が起こる場合は整腸剤も合わせて内服すると予防ができます。
また、抗菌薬の下痢では、ひどくなると偽膜性腸炎という病気もあり注意が必要です。
- 抗菌薬による
- その他薬剤による
慢性の腸の病気による下痢
ストレスによる下痢(過敏性腸症候群)は、検査で異常が見つからないこともありますが、症状が続く場合は評価が必要です。
また、クローン病、潰瘍性大腸炎などの慢性疾患は、持続的な下痢の原因となります。
- 過敏性腸症候群(IBS)
- クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患
などがあります。これらのどれが原因となっているか?によって治療も異なります。
下痢の治療は?
下痢の治療は原因になっている病気により違います。
下痢は基本的には薬剤(止痢薬)で無理やり止めるず、整腸剤で腸内細菌叢の回復をまつ治療を選択することが多いです。理由としては、感染性腸炎で下痢を止めてしまうとウイルス、菌の排出が遅れ治癒が遅れる可能性があるからです。
また、高熱が伴う、血便があるなどや発症状況(食べたものなど)から細菌性腸炎を疑うような場合には抗生物質を使用する場合もあります。
受診を考える下痢の特徴は?
心配な下痢の特徴としては
- 血便が伴うもの
- 強い腹痛が伴うもの
- 高熱が伴うもの
- 1週間以上長く続くもの
などがあります。血便が伴うものには、重症の細菌性腸炎のほか、大腸癌、潰瘍性大腸炎などの自己免疫性腸炎が含まれるからです。
また、お腹の中の強い炎症を起こした時(腹膜炎)に下痢をするケースもあり、強い腹痛を伴う場合も注意が必要です。
下痢が長く続くものに関しても大腸癌、潰瘍性大腸炎などの治療が必要な病気である可能性があります。長引くものや血便が続く腸炎に関しては、一度大腸カメラを受けることも大切です。

まとめ
下痢はよくある症状ですが、中には注意が必要なケースもあります。特に下記のような症状がある場合は注意が必要です。
- 血便が伴うもの
- 強い腹痛が伴うもの
- 高熱が伴うもの
- 1週間以上長く続くもの
症状が続く場合やいつもと違うと感じた場合は、無理に我慢せずご相談ください。
静岡市で下痢の症状にお悩みの方へ
症状が続く場合は、一度医療機関での相談をご検討ください。当院では診察、内視鏡検査など対応ができます。お気軽にご相談ください。

