いびきがひどいのは病気?睡眠時無呼吸症候群とは?受診の目安も解説

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っている間に何度も呼吸が止まる、または浅くなる病気です。

この無呼吸が一晩に何十回も繰り返されると、体にさまざまな悪影響を及ぼします。睡眠時無呼吸症候群を疑う代表的な症状としては以下のようなものがあります。

  • 大きないびき
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 起床時の頭痛
  • 昼間の強い眠気
  • 集中力の低下

これらはたんなるイビキと放置されがちではありますが、重症の病気につながるリスクが高まるため、しっかりと診断を受けることが大切です。

今回はそんな睡眠時無呼吸症候群について解説します。

どんな人に睡眠時無呼吸症候群がある?

これらの症状がある方は睡眠時無呼吸の可能性があり、注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群では、以下のような症状がみられることがあります。

  • いびきが大きいと言われる
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると言われたことがある
  • 朝起きても疲れが取れない
  • 起床時に頭痛がある
  • 日中に強い眠気がある
  • 会議中や運転中に眠くなる
  • 高血圧を指摘されている

これらに当てはまる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。気になる方は一度検査をご検討ください。

睡眠時無呼吸症候群を放置するとどうなる?

では、睡眠時無呼吸症候群はなぜ問題といえるでしょうか。それは高血圧などさまざまな病気のリスクとなるためです。

SASを放置すると、睡眠中に酸素不足が繰り返され、身体は常にストレス状態になります。その結果、実は以下のような病気のリスクが高まるとされています。

  • 高血圧
  • 心不全
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 糖尿病の悪化

また、日中の眠気により交通事故や労働災害の原因になることもあります。

当院でも高血圧を契機に睡眠時無呼吸症候群の診断となった方もいらっしゃいます。実は高血圧の患者さんの中には睡眠時無呼吸症候群がいるといわれています。

睡眠時無呼吸症候群は自分でも気づきにくい病気

SASは、本人が気づきにくい病気です。なぜなら本人は寝ている時に呼吸が止まるからです。

そのため、なんとなくだるいくらいの症状だけで、大きな自覚症状がないまま進行することもあるため、ご家族から「いびきが大きい」「寝ているときに呼吸が止まっている」と言われたら、一度検査を受けることをおすすめします。

睡眠時無呼吸症候群の検査と診断は?

睡眠時無呼吸症候群は簡易検査(自宅でおこなう)と終夜睡眠ポリグラフ検査(入院して行う)があります。

多くの場合ではまずは簡易検査を自宅でおこないます

みどりのふきたクリニックで貸出式の簡易検査が可能

当院では、ご自宅で行える簡易睡眠検査に対応しています。

専用の検査機器を貸し出し、ご自宅で普段通りに睡眠をとっていただくことで検査が可能です。

入院の必要はなく、比較的負担の少ない方法で睡眠時無呼吸症候群の評価を行うことができます。

いびきや日中の眠気が気になる方はお気軽にご相談ください。検査は以下のように進みます。

  1. 外来で診察・問診で必要性を判断
  2. 検査機器を貸出、自宅で就寝時に使用
  3. 機器を返却
  4. 記録データをもとに医師が解析・結果説明

簡易検査の結果を踏まえて、治療にすすんだり、必要に応じて専門施設での精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査:PSG)をご紹介します。

睡眠時無呼吸症候群の治療法について

睡眠時無呼吸症候群の治療はいくつかあります。

中等度以上の場合はCPAP治療が基本

睡眠時無呼吸症候群が中等度以上の場合は「CPAP(シーパップ)療法」が基本です。これは、寝ている間に鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ呼吸を防ぐ方法です。

費用がかかることや、装着の不快感のデメリットはありますが、多くの場合では装着中では無呼吸はほぼ改善して正常となり、病気のリスクを抑えることができます。

軽度の方には生活習慣の見直しも重要

軽症の方や、CPAPを希望されない方には、以下のような生活習慣の改善が勧められます。

  • 減量(特に肥満の方)
  • 禁酒(特に就寝前)
  • 仰向けで寝ないように工夫する
  • 鼻づまりの治療

これらをおこなうことで、寝ている時に起動閉塞を防ぐことができます。また、保険の治療で歯科によるマウスピースの治療などもあります。

よくある質問(FAQ)

Q:いびきだけでも受診、検査できますか?

はい。

いびきは睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状です。ご家族からいびきを指摘されている場合や、呼吸が止まっていると言われたことがある場合は、検査をおすすめします。

また、高血圧や糖尿病、不整脈などがある方はより検査をおすすめします。

Q:いびきがあるだけでも検査すべきですか?

A:いびきが大きく、途中で止まっているようなら検査をおすすめします。家族からの指摘がきっかけになることが多く、検査でSASと診断される方も多くいます。

Q:保険は適用されますか?

A:はい、簡易検査もCPAP治療も健康保険が適用されます。ただし、条件により異なる場合がありますので、詳しくは当院でご相談ください。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群は、さまざまな病気のリスクが高まるため、ただのいびきとは異なる命に関わる病気です。

本人の自覚が少ない分、気づかれにくく、放置されがちですが、早期発見・早期治療により、合併症のリスクを大きく減らすことができます。

静岡市でいびきが気になっている方へ

みどりのふきたクリニックでは、外来での相談から自宅での簡易検査からCPAPでの治療まで対応しております。睡眠時無呼吸症候群は、検査によって診断できる病気です。

いびきや日中の眠気が気になる方、高血圧がなかなか改善しない方は、一度検査をご検討ください。

当院ではご自宅で行える簡易睡眠検査に対応しています。「検査を受けた方がよいのか迷っている」という段階でも、お気軽にご相談ください。

みどりのふきたクリニック

診療科目循環器内科、消化器内科、内科、訪問診療
場所静岡市葵区大岩町4-23 
アクセス静清バイパス唐瀬ICから5分 城北公園の近く
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