炭酸ガスによる内視鏡検査を導入しました。

~より快適でやさしい内視鏡検査を目指して~

みどりのふきたクリニックでは、このたび「炭酸ガス(CO₂)送気装置」を導入し、胃カメラ、大腸カメラなどの内視鏡検査をより快適に受けていただけるようになりました。特に費用負担の増加はありません。

従来の内視鏡検査では、腸の中を広げて観察するために空気を送り込んでいましたが、この空気が原因で検査後のお腹の張りや不快感を訴える患者さんが少なくありませんでした。

これに対して、炭酸ガスを用いた内視鏡検査は、検査後の膨満感が少なく、身体への負担を軽減することができるという利点があります。

炭酸ガスの特徴と安全性とは

炭酸ガスは私たちの体内で自然に作られている気体であり、呼気として日常的に排出されています。医療用として使用される炭酸ガスは高純度に管理されており、安全性が確認されたものです。

以下に、炭酸ガス使用の主な利点を挙げます。

  • 腸に吸収されやすい性質があるため、検査後すぐにガスが体内から排出されます
  • 空気よりも約200倍早く吸収されるため、お腹の張りが残りにくくなります
  • 炭酸ガスによる重篤な副作用は極めてまれであり、十分な安全性が報告されています

対象となる検査

当院では、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)および大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)のいずれにも炭酸ガス送気を使用しています。

検査内容やご希望に応じて、鎮静剤の併用とあわせて、より楽に、安心して検査を受けられる環境を整えております。

最後に

「内視鏡検査はつらい」「お腹が張って苦しい」というご経験をお持ちの方にも、少しでも快適に感じていただけるように、今後も当院では技術と設備の改善を続けてまいります。

検査についてご不安な点、ご質問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

みどりのふきたクリニック

診療科目循環器内科、消化器内科、内科、訪問診療
場所静岡市葵区大岩町4-23 
アクセス静清バイパス唐瀬ICから5分 城北公園の近く
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