当院では、新たにMCIスクリーニング検査プラスを導入いたします。この検査は、将来の認知症リスクを早期に評価するための血液検査です。この検査は保険ではなく自費の検査なるため希望がある方が受けることができます。
MCIスクリーニング検査プラスとは?
認知症にはMCI(軽度認知障害)という前段階があることがわかってきました。MCIの状態を早期に発見し適切な対策を講じることで、MCIの進行を遅らせたり、認知症の発症を防ぐ可能性があります。
このMCIスクリーニング検査プラスは、血液中の特定のタンパク質を測定し、MCIのリスクを統計学的に評価する検査です。
検査の特長
この検査は血液を2mlで体への負担がなくリスクを評価することができます。
また、全国3,100以上の医療機関で導入され、検診でも行われるなど、これまで12万人以上が受検しています。
検査で測る項目
病気の進行には、老化や生活習慣病などにより血管に傷がつき、脳内の神経炎症が起きます。その過程でアミロイドβというアルツハイマー型認知症の原因となるタンパク質がつくられます。
若い頃はそのタンパク質は体の掃除機能で排除されますが、老化により排除機能が低下して蓄積してしまいます。この検査は、この一連の過程にかかわるタンパク質9個を測定します。
具体的には下記のたんぱくです。
栄養系タンパク質群体(トランスサイレチン,アルブミン)
体の栄養状態を反映するタンパク質の量を測定しています。
脂質代謝系タンパク質群(アポリポタンパク質A1,アポリポタンパク質C1)
体の脂質代謝の状態を反映するタンパク質の量を測定しています。これらはあたまの中の健康を保つものや、アミロイドβの排出を助ける機能があります
炎症・免疫系タンパク質群体(補体C3,アルファ1Bグリコプロテイン,ヘモペキシン)
体の炎症状態を反映するタンパク質と体の免疫力の主役となるタンパク質の量を測定しています。これらはアミロイドβを排出する役割を担う細胞や体の免疫機能を担う細胞とともに脳内を健康に保つ機能があります。
凝固線溶系タンパク質群(アルファ2アンチプラスミン,アルファ2マクログロブリン)
あたまの中の血管損傷を防いだり、固まった血液を溶かす働きをする凝固線溶に関わるタンパク質の量を測定しています。これらはあたまの中の血管損傷部位を修復したり、血管のつまりを解消する働きがあります。

対象者(自費検査)
自費検査のため、ご希望の方に行うことができます。早期にMCIに対応することが発症予防に良いとされ、老化が進行する40歳以上が対象としてさらに有効です。
- お酒をよく飲む方
- 喫煙される方
- 食生活の乱れが気になる方
- 睡眠不足・不眠を感じる方
- 血圧や血糖値が高めで治療をしている方
- 運動不足を感じる方
- 体重が気になる方
- ストレスを感じることが多い方
検査の流れ
検査のご希望のある方は下記の流れでお申し込みください。
当院にお電話または受付でご予約ください。自費での検査となります。
来院日に約2mlの採血を行います。それを検査会社に依頼し検査を行います。
約2〜3週間後に結果が届きますので、その結果を医師からご説明し予防法などを指導いたします。
検査結果について
検査結果は、MCIリスク値に基づきA(リスク低)からD(リスク高)までの4段階で評価されます。結果に応じて、生活習慣の見直しや専門医への相談など、適切なアドバイスを提供いたします。
料金と予約方法
MCIスクリーニング検査プラスは自由診療となり、健康保険の適用外です。検査費用や予約方法については、当院受付までお問い合わせください。(現状は20,000円+税)
